【買ってはいけない】高級ドライヤー5選!理由とおすすめできる人もまとめて解説
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回は 買ってはいけない高級ドライヤー をテーマに、何十種類もの商品を使ってきた美容師がピックアップ。
最近では多機能ドライヤーがかなり増え、どれを選べばいいか分からない…なんて方はかなりいます。(だって美容師でも悩むので^^;)
また近年は価格が数万以上もするドライヤーが多いため、買って失敗だけは絶対にしたくない・・
そんな方のために、買って失敗するリスクが高い高級ドライヤーをピックアップしたので、是非参考にしてください。
どのドライヤーにもメリットデメリットがあり、おすすめできる&できない人が変わる
まずはじめに、どのドライヤーにもメリットデメリットがあります。
そのためどのドライヤーにも「おすすめできる人とできない人」が必ずいます。
何を重視するかで、おすすめできる人とできない人は変わってきます。ドライヤー選びで失敗する多くの理由は「デメリット」をしっかり把握できてないからです。
こちらの記事ではドライヤーの特徴から逆算し、購入前に知っておかなければ失敗するリスクが高いと感じたドライヤーをまとめていきます。
- おすすめできる人とできない人の「差」がはっきり分かれているドライヤー
- デメリットがはっきりしているドライヤー
※差が離れているほど、失敗するリスクも高くなりがちです。
美容師が選んだ「買ってはいけない高級ドライヤー」5選
では早速ですが、何十種類ものドライヤーを使ってきた美容師が選ぶ「買ってはいけない高級ドライヤー」がこちら。
レプロナイザーシリーズ
商品名 | レプロナイザー7D Plus |
型番 | REP7D-JP |
価格 | ¥79,200(税込) |
発売日 | 2020.12 |
消費電力 | 1200W |
温風温度 | 100℃ |
風力切替 | 3段階 |
重さ | 約758g |
コードの長さ | 2.6M |
冷風 | あり |
折りたたみ | × |
海外 | ○ |
主な機能 | ・バイオプログラミング 7D (艶々でしっとりした仕上がりと肌のリフトアップ効果も期待) ・風量が3段階選べる ・温風・冷風切り替えスイッチ ・海外使用可 |
レプロナイザーシリーズを買ってはいけない理由
- 価格が高すぎる
- 仕上がりの良さ以外にメリットがそこまでない
- バイオプログラミング技術に科学的根拠はなし
- リフトアップ効果は正直分かりにくい
- 本体が重たい
レプロナイザーは、高級ドライヤーの中でもずば抜けて価格が高いシリーズになっています。(約4万〜11万)
しかし特徴としては「仕上がりのまとまり感に全振り」といってもいいドライヤーですので、価格からのコスパ感重視の方にはおすすめしずらいところ。
コスパの感じ方は人によって様々ですが、今までどのドライヤーを使っても髪がまとまらない、髪が広がる、毛先がパサつく…といった悩みがある方は満足度が高いかなと!
また仕上がりレベルを決めるバイオプログラミングレベル(上がるほど髪がまとまりやすいが、価格も高くなる)ですが、公式HPの説明を見ても理論が正直分かりません。
根拠はよくわからないけど仕上がりは確かにいいよね〜としか言えず^^;
主な違いはバイオプログラミングレベルのみ
27D | 7D | 4D | 3D(新型) | |
発売時期 | 2022.10 | 2020.12 | 2018.12 | 2019.12 |
価格(税込) | ¥112,200 | ¥79,200 | ¥57,200 | ¥46,200 |
バイオプログラミングLV. | 27 | 7 | 4 | 3 |
消費電力 | 1200W | 1200W | 1200W | 1200W |
重さ | 795g | 758g | 750g | 744g |
温度 | 100度 | 100度 | 98℃ | 98度 |
コード | 2.6M | 2.6M | 2.6M | 2.6M |
風力 | 3段階 | 3段階 | 3段階 | 3段階 |
風量 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
冷風 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スイッチ | ボタン | ボタン | ボタン | ボタン |
海外 | ○ | ○ | × | × |
そして髪だけでなく肌のリフトアップ効果があると聞いた方もいると思いますが、正直これに関しては分かりにくいというのが正直な感想。
全てのモデルを実際に使ってますが、最上位モデルの27D(約11万)でもリフトアップしてるかは(???)といった感じです^^;
最後にレプロナイザーシリーズはどれも750〜800g前後とかなり重量があり、腕が疲れやすいというデメリットが。
本体の持ちやすさなどを重視する方にとっては、おすすめできる重さではないところ。
レプロナイザーを買ってよかったと思える人は?
続いてレプロナイザーシリーズをおすすめしたい方がこちら。
- 価格はぬきに、仕上がりのまとまりや質感を何より重要視したい方
- 髪の傷みにくさを重要視している方
- 見た目の高級感が気に入ってる方
先ほども書いた通りレプロナイザーシリーズは「仕上がりのまとまりに全振り」したようなドライヤーですので、価格は高くても仕上がりに全てをかけたい方にはおすすめ。
そのため
- 今までどのドライヤーを使っても髪がまとまらない
- 癖毛(多毛)で髪がまとまらない(広がる)
- 毛先までしっとりまとめたい
- 髪の傷みが気になる…
なんて方にはかなり満足度は上がるはず^_^
買ってはいけないとして紹介していますが、髪を綺麗にまとめたいドライヤーとしてはこれ以上にない商品です。特に癖毛でまとまらない…なんて方には一番試してほしい!
レプロナイザーの違いはこちらから
バイオプログラミング公式はこちらから
ダイソン スーパーソニック イオニック
商品名 | Dyson ダイソン スーパーソニック イオニック |
価格 | ¥45,760 (税込) ※ブルー/ゴールドのみ¥58,300 |
消費電力 | 1200W |
温風温度 | 約100℃ |
風力切替 | 3段階 |
温度切替 | 4段階 ※冷風含む |
重さ | 約697g |
コードの長さ | 1.9M |
冷風 | あり |
折りたたみ | × |
海外 | × |
主な機能 | ・2.4 m³/分の大風量 ・3段階の風力切替&4段階の温度調節機能 |
ダイソンを買ってはいけない理由
- 仕上がりがパサつきやすい
- 本体やコードが重たい
ダイソンは高級ドライヤーの中でも知名度的がかなり高いモデルに。
そのため価格が高いから仕上がりもいいだろう…と思ってる方も多い印象ですが
正直仕上がりはいたって普通です・・
仕上がりとしてはサラッとした質感になり、髪が傷んでる方は毛先がパサパサに感じる事も^^;
そのため仕上がりのまとまりやしっとりした質感を求めてる方にはおすすめしずらいです。
また本体が約700gと重ためな事、さらにはコードの中間にACアダプタがあり、これがまた邪魔なんですね。。(これはみんな思ってそう)
机に置いてるACアダプタが床に落ちないかけっこうヒヤヒヤしたり^^;
ダイソンのドライヤーを使用する際はACアダプタの収納も頭に入れておきましょう。
ダイソンを買ってよかったと思える人は?
続いてダイソンをおすすめしたい方がこちら。
- 速乾性を何より重要視したい方
- 風量や温度を細かく設定したい方
- ダイソンのデザインが気に入ってる方
まずダイソンの速乾性は間違いなく最強クラスなため、速乾性を何より重視したい方には特におすすめです。
髪の量が多くてロングヘアー、いつも乾かすのに何十分もかかる…なんて方には神ドライヤーになるはず^_^
速乾ランキングでもダイソンは堂々1位!
また風量や温度を細かく調節(風量が3段階、温度が4段階)できるのもおすすめポイント。
そしてダイソンドライヤーのスタイリッシュなデザインが気に入ってる方は、使っていて気分が上がる事間違いなし。
ドライヤーは毎日使うものなので、気に入ったデザインであるかどうかはかなり重要項目!(その方が愛着もてるので^_^)
パナソニック ナノケア(上位モデル)
商品名 | パナソニック ヘアドライヤーナノケア |
型番 | EH-NA0G (上位モデル) |
価格 | ¥31,680 |
発売日 | 2021.9 |
カラー | ディープネイビー、モイストピンク、ウォームホワイト |
消費電力 | 1200W |
温風温度 | 温風モード時 125℃ スカルプモード時 60℃ |
風力切替 | 3段階 |
重さ | 約595g |
コードの長さ | 1.7M |
冷風 | あり |
折りたたみ | ○ |
海外 | × |
主な機能 | ・高浸透ナノイー&ミネラル搭載 ・温冷リズムモード ・インテリジェント温風モード ・スカルプ&スキンモード ・毛先集中ケアモード |
ナノケア(上位モデル)を買ってはいけない理由
- 高級ドライヤーの中でも仕上がりは普通レベル
- 速乾性が微妙
- 多機能すぎて使いこなせない可能性あり
パナソニックのナノケアも知名度、人気度ともに高いドライヤーです。
しかしなぜ買ってはいけないドライヤーに入ってるかというとこちら。
他の高級ドライヤーと比べると仕上がりレベルが物足りない…
レプロナイザー7D PlusとナノケアEH-NA0Gを比較した動画
価格が数万以上もする高級ドライヤー(レプロナイザーやリファ、絹女、マグネットヘアプロetc..)をたくさん使ってきた美容師からすると、ナノケアの仕上がり(ナノイー効果)はまぁまぁ…といった印象。。(良いか悪いか?で言ったら良いです)
そのため上記高級ドライヤーを使ってきた方がナノケアに乗り換えすると「うん?仕上がりのまとまりはこんなものか…?」と感じる可能性が高いかなと^^;
逆に今まで安めのドライヤーを使ってきた方からすると感動レベルかもです!
またナノケア(上位モデル)のMAX風量は1.5〜1.6㎥となっており、速乾性に関しては普通レベル。
速乾性を重視したい方にはちょっと物足りない風量レベルかもしれません^^;
さらにナノケアは機能がかなり多く、全ての機能を使いこなせるか?となるとなんとも微妙なところ。
- 温冷リズムモード(温風と冷風を自動切替)
- インテリジェント温風モード(室温にあわせ温度を自動コントロール)
- スカルプ&スキンモード(頭皮やお肌をケアするモード)
- 毛先集中ケアモード(仕上げ用)
ただ家族間で共有すればそれぞれ目的別に使えるため、一家に一台となるとかなりおすすめモデルです^_^
ナノケアを買ってよかったと思える人は?
続いてナノケアをおすすめしたい方がこちら。
- 一般的な知名度や、大手家電の安心感に魅力を感じている方
- 多機能ドライヤーを探している方
まずパナソニックは大手家電メーカーであり、知らない方はまずいないと言ってもいいくらい知名度抜群。
どの家電量販店でも取り扱いしているため、高級ドライヤー=ナノケアのイメージの方も多いのでは。
そんなパナソニックという「大手家電ブランドの安心感」を抱く方はナノケアを検討してもいいでしょう。
そしてナノケアは数あるドライヤーの中でもトップクラスの多機能ドライヤーですので、機能性重視の方にもおすすめ。
先ほども書いたように「家族間で共有」するのであれば、高機能ドライヤーのコスパはさらに上がるものと思われます!
一家に一台買うならナノケア(上位モデル)買っておけば間違いない!と言ってもいいくらいでしょう!
またナノケアドライヤーをレンタルしたい方は下記にて料金をまとめています。
レビュー記事はこちらから
コイズミ モンスターシリーズ
商品名 | コイズミ モンスターダブルファンドライヤー |
型番 | KHD-W805 |
価格 | ¥11,000(税込) |
カラー | ネイビー、ホワイト |
消費電力 | 1300W |
温風温度 | 温風モード時 95℃ |
風力切替 | 5段階 |
重さ | 約675g |
コードの長さ | 1.7M |
冷風 | あり |
折りたたみ | ○ |
海外 | × |
主な機能 | ・ダブルファン搭載 & 2.2 m³/分の大風量 ・温冷自動切替 ・マイナスイオン |
コイズミのモンスターシリーズはダブルファンを搭載した大風量モデル。
家電量販店でも取り扱いしているお店が多いため、知ってる方も多いかもしれません。
しかしなぜモンスターシリーズを買ってはいけないかというとこちら。
モンスターを買ってはいけない理由
- 音がうるさすぎる
- 本体が重たい
まずなんといっても音のうるささ。
風量はトップクラスだが、音もトップクラスに大きい です^^;
ダブルファンを搭載した大風量(爆風レベル)は速乾性重視の方には魅力ポイントですが、あまりにも音が大きいんですよね。
家電量販店で試用モデルがある店舗も多いので、気になってる方は一度試してから購入しましょう。
またモンスターシリーズは重さが約700g近くあるため、腕が疲れやすいのもデメリットの一つ。
最近では小型モーターの登場で500g以下のドライヤーが増えているため、約700gの重量はけっこう疲れそうです。
一応上位モデルのKHD-W805では、重心が中心にくる設計で(前モデルより)持ちやすく改良されているそうです。
モンスターを買ってよかったと思える人は?
続いてコイズミのモンスターシリーズをおすすめしたい方がこちら。
- 速乾性を何より重要視したい方
- 予算が1万前後の方
まずモンスターはダブルファンを搭載した大風量が最強クラスなため、何より「速乾性」を重視したい方向けのモデルに。
多少重くて音がうるさくても大風量が欲しい!という方向けですね!
またモンスターは下位モデルが約9,000円、上位モデルが約13,000円となっており、予算が1万前後の方にもおすすめ。
温冷自動切替や5段階の風量設計など、機能から考えたコスパはかなり高いかと!
Zuvi Halo (コードレスモデル)
商品名 | Zuvi Halo(ズーヴィヘイロー) ※コードレスモデル |
価格 | ¥55,000 (税込) |
消費電力 | 290W |
温度 | 髪表面温度を約37度にキープ |
風力切替 | 2段階 |
重さ | 約630g |
コードの長さ | コードレス |
使用時間 | FAST … 13分 SOFT … 15分 COOL … 27分 |
充電時間 | 約19分で90%の急速充電 ※100%までは約34分 |
冷風 | あり |
折りたたみ | × |
海外 | ○ |
主な機能 | ・コードレスでどこでも使用できる ・Zuvi独自の光乾燥技術Light Care ・急速充電に対応 |
最後に紹介するのが新しく登場したコードレスドライヤーZuvi Halo。(ズーヴィヘイロー)
Zuvi Haloはコードレス使用(有線モデルもあり)できるのが最大のポイントで、かつ消費電力が圧倒的に少ないのも特徴的。
それではなぜZuvi Haloを買ってはいけないのか…理由をあげるとこちら。
Zuvi Haloを買ってはいけない理由
- 熱がないため乾きにくく、ブローには不向き
- 使用時間が短め
- 価格が高すぎる
まずZuvi Haloは「風と光」の原理で乾かしていく設計になっており、一般的なドライヤーのように「熱」を利用しない仕組みになっています。
そのため髪は優しい設計にはなっているのですが、熱がないため乾くスピードが遅いんですね。
簡単に言うと冷風でずっと乾かしてる感じです。
で、これが夏はいいんですが寒い時期だとけっこう寒く感じるんです。。
また熱を利用しないため癖をブラシで伸ばすといったブローも不向き。
そして一番風量があるFASTモードは約13分の使用時間となっており、ロングヘアーや髪が多い女性だと乾かし終わらない可能性大^^;
さらにZuvi Haloは価格が55,000円(有線モデル)となっており、価格の高さからの機能を考えるとう〜ん…となりがちかなと^^;
コードレス使用に魅力がなければなかなかおすすめはしずらいというのが本音です。。
Zuvi Haloを買ってよかったと思える人は?
ただ上記のデメリットはあるものの、下記にあてはまる方はZuvi Haloをおすすめしやすいです。
- コードレスに魅力を感じている方
- 温風が苦手な方
- ブローが必要なく乾かすだけでいい方
- 電気代を抑えたい方
まずはなんといってもコードレスでどこでも乾かす事ができるのは、他にはない最大のポイント。
テレビ見たりどこでも好きな場所で乾かす事ができちゃいます^_^
また温風が苦手な方も中にはいるため、涼しい風で乾かしたい方にも魅力的。
さらにはZuvi Haloは熱を利用しない分、消費電力が290Wと恐ろしく低いのも特徴的。
一般的なドライヤーは1200W設計がほとんどです。
そのため経済的にも優しく、電気代を少しでも抑えたい方にはこれ以上にないドライヤーと言えそうでしょう。(本体は高いが^^;)
家で使用する家電の中でも、ドライヤーの消費電力はかなり大きめです。(メーターぐるぐるレベル)長期的に使用するほど経済効果は高くなりますよ^_^
レビュー記事はこちらから
最後に。買ってよかったと思うには「デメリット」を知っておく事が大事
最後にドライヤーやヘアアイロン選びで失敗しないコツ。それは
メリットだけでなくデメリットも知っておく事
だと僕は感じています。
商品のホームページや家電量販店で実物を見ても、基本はいい事(宣伝文句)しか書かれていません。
そしていざ買って使うと「あ〜こんな感じかぁ…」と後悔ポイントがでてきてしまうわけですね^^;
そうならないためにもネットでしっかりデメリットも解説している情報を取り入れ
そのデメリットが自分にとって許容範囲か?
これを事前に頭に入れておく事で、購入後の失敗はほとんど防げるんじゃないかと。(むしろメリットよりデメリットを調べた方がいいくらい)
今回の記事が商品選びに少しでも参考になれば嬉しいです。
ドライヤー選びに失敗したくない方はレンタルもおすすめ
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