アイビルvsクレイツ!どちらのコテがおすすめ?美容師が比較ポイントを解説
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回はお客様からよく聞かれる、下記の質問に美容師が答えていきます。
そのよく聞かれる質問がこちら。
コテで有名なアイビル社とクレイツ社があるけど、どちらがおすすめなの?
そうなんです。普段皆さんが日常で使われるコテ(カールアイロン)ですが、そのコテのブランドで有名なのがアイビルとクレイツ。
美容師さん的にぶっちゃけどちらがおすすめなの?
という疑問ですね。
実はこちらのアイビルとクレイツのコテですが、美容師さんの中でもかなり好みが別れるんです。
ですので初めに結論を言ってしまうと、
どちらも多くの美容師さんから愛用されているコテとして性能は申し分ない!
という答えになってしまうのですが・・・
もちろんこちらの記事を見てくださっている方は、2つのコテがどう違うのか?どこを基準に私は選べばいいの?って思っている方がほとんどだと思われます。
今日はアイビルとクレイツのコテの性能や機能を徹底比較していき、2つで迷っている方がどこを基準に選ぶのがおすすめなのか?という点に重点をおきながら、プロの美容師が解説していきたいと思います。
まずは各コテの機能や価格をまとめていきます。
美容師おすすめのコテ特集はこちらから
アイビル DHセラミックアイロン
価格 | 参考価格¥8,800→Amazonで約半額 |
Amazon口コミ | 4.3点 / 5点満点中 ※記事更新日のデータです |
サイズ | 35.5×3.9×7.1cm |
重さ | 390g |
温度 | 100 – 190℃ |
コードの長さ | 3M |
主な機能 | ・セラミックコーティング ・自動電源オフ機能 |
まずはアイビルのコテの性能や主な特徴を解説していきます。
参考価格は¥8,800ながら、Amazonでは4,500円前後で購入できる事が多いです。
また口コミも高評価をたくさん得ているのも安心ですね。
大きさは他のコテとほぼ一緒ですが、多くのサイズモデルがあるのもポイントです。
ただバレル(髪の毛を巻く箇所)の長さが、クレイツに比べるとやや短いつくりになっています。
コードの長さは業務用であることから3Mと、他のコテに比べると長めに。(クレイツも3M)
主な機能は下記の通りです。
セラミックコーティング
プレートがセラミックコーティングされており、髪の滑りがよく、扱いやすい使い心地になっています。
またセラミックは加熱する事で大量の遠赤外線を発生させる事ができ、その温熱効果で短時間でのスタイリングが可能、さらに髪の毛にもダメージを軽減できる優れもの。
他の主な特徴
他には自動電源オフ機能がついているので、電源の切り忘れ時にも安心な機能があります。
またクレイツのコテとの一番の違いが髪の毛のはさみ心地。
アイビルのコテの方が髪の毛がしっかり挟まれている感じがあります。(個人的な感想ですが)
また立ち上がりでの温度到達が早いのも特徴的。しかし温度調節がダイヤル式ですので、温度が分かりにくいというデメリットもあります。
アイビルのセラミックアイロンは下記の記事でも詳しく解説しています。
アイビル最上位モデル D2アイロン
またアイビルからは、先程紹介したDHセラミックアイロンの改良版としてD2アイロンも発売されています。
名称 | アイビル D2アイロン |
Amazon口コミ | 4点 / 5点満点中 ※記事更新日のデータです |
サイズの種類 | 25,32,38mm |
参考価格 | 約¥10,800 → 約¥5,000前後 ※32mmサイズ |
温度 | 80℃〜190℃(10℃ずつ調節可) |
重さ | 340g |
コードの長さ | 3M |
主な機能 | ・バレルとグリップに特殊コーティング ・デジタル表示 ・誤作動防止スイッチ ・自動電源オフ機能 |
DHセラミックアイロンから全ての機能がアップしたモデル
改良版なだけあって、DHセラミックアイロンより全ての機能や仕上がり、使いやすさもアップしています。
まず大きく違うのが温度がデジタル表示になった事。
DHではダイヤル式で、使用中の温度が分かりにくい欠点がありましたが、D2アイロンはデジタル表記で分かりやすくなっています。
またバレルの特殊コーティングにより、さらに滑りの良さや巻きやすくなっているのも特徴的。
またスイッチや温度ボタンをうっかり押してしまっても大丈夫なように誤作動防止機能を搭載。
スタイリング中に気づいたら電源が切れていた・・なんて事を防いでくれます。
こちらのD2アイロンに関しては下記の記事でも詳しく解説しています。
クレイツ イオンカールプロ
価格 | 参考価格¥10,670→Amazonで約半額 |
Amazon口コミ | 4.4点 / 5点満点中 ※記事更新日のデータです |
サイズ | 34×5×8cm |
重さ | 430g |
温度 | 120 – 210℃ |
コードの長さ | 3M |
主な機能 | ・イオンチタニウム&イオンシリコンラバー加工 ・温度ロック機能 ・自動電源オフ機能 |
参考価格は¥10,670(税込)ながらAmazonでは約半額前後で購入できます。(けっこう変動します)
Amazonの口コミでは5000件近くのレビューにも関わらず、4.4点とかなりの高評価。
サイズはほぼアイビルのコテと同じですが、バレルの部分がクレイツの方が長くつくられています。
また温度もアイビルが最高温度190℃に対してクレイツが210℃と、20℃高い温度まで選択ができるようになっています。
主な特徴としては下記の通りです。
イオンチタニウム&イオンシリコンラバー加工
パイプ表面に髪滑りが良く耐久性の高い「イオンチタニウム」加工がされており、さらにパイプ部に加工した弾性に優れた「イオンシリコンラバー」が髪に優しくフィットしたつくりに。
その2つの働きにより、適度なテンションでも弾力あるカールをつくることができ、美しいツヤ感のあるカールにする事ができます。
デュアルセラミックヒーター
熱効率の高いセラミックヒーターを2枚搭載しているため、温度の上昇が早く、使用時の温度低下を最小限に抑える仕組みに。
他の主な特徴
またフィンガーリムといった手から滑りにくくなっているつくりに加え、誤作動防止機能がついています。
誤作動防止機能ではロック&ロック解除の切り替えができるため、スイッチ部分の誤作動を防止する事ができます。
また電源切り忘れ時のために自動電源オフ機能も搭載されています。
クレイツのイオンカールプロについては下記の記事でも詳しくまとめています。
クレイツの最上位モデル エレメアカール
名称 | クレイツ エレメアカール |
価格 | ¥13,200 |
温度 | 40℃〜220℃(10段階調節) |
重さ | 約422g |
コードの長さ | 3M |
主な機能 | ・プレミアムクレイツイオン ・シリコンラバー加工 ・誤作動防止機能 ・自動電源オフ機能 |
クレイツのオリジナルモデルの中では最上位モデル
こちらはクレイツから登場しているコテの中でも一番上位モデルのエレメアカール。
先ほど紹介したイオンカールの改良版なだけあり、全ての機能や仕上がりがパワーアップしています。
まずはクレイツイオンがより効果の高いプレミアムクレイツイオンに。
水分量を髪の毛に閉じ込める設計になっているので、柔らかくツヤ感のある仕上がりになります。
また超低温でもある40℃から220℃までと、かなり温度調節の幅が広くなっています。
仕上がりイメージや髪質などから細かく温度調節できるので、仕上げに低温でツヤ感をアップしながらスタイリングする事もできます。
ただ上位モデルでもあるので、値下げはあまりされていないのが現状です。
こちらのエレメアカールについては下記の記事で詳しく解説しています。
アイビルとクレイツのコテの違いをまとめると・・
今まではアイビルとクレイツのコテの機能をまとめてみました。
一気にまとめても分かりにくいので、
- アイビルのDHセラミックアイロンとクレイツのイオンカールプロ
- アイビルの上位モデル・D2アイロンとクレイツの上位モデル・エレメアカール
と2つに分けて比較していきたいと思います。
アイビルDHセラミックアイロンとクレイツイオンカールプロを比較
まずはアイビルのDHセラミックアイロンとクレイツのイオンカールプロがこちら。
アイビル DH | クレイツ イオンカールプロ | |
参考価格 | ¥8,640 | ¥10,670 |
Amazon価格 | ¥4,000前後 | ¥5,500前後 |
Amazon口コミ | 4.3点 / 5点満点中 | 4.4点 / 5点満点中 |
サイズ | 35.5×3.9×7.1cm | 34×5×8cm |
重さ | 390g | 430g |
温度 | 100-190℃ | 120-210℃ |
コードの長さ | 3M | 3M |
主な特徴 | ・セラミックコーティング ・自動電源オフ機能 | ・イオンチタニウム&イオンシリコンラバー加工 ・温度ロック機能 ・自動電源オフ機能 |
金額を見るとアイビルの方が安いですが、機能面を考えるとクレイツの方が嬉しい機能が多いです。
個人的に両方使用してみた使い心地の違いは大きく3つ。
・バレルの部分がアイビルの方が短く、クレイツの方が長い
・はさみ心地は、クレイツよりアイビルの方がしっかり挟まれている感はある
・滑りはどちらも良いが、どちらかというとクレイツの方が滑りがいい
アイビルD2アイロンとクレイツエレメアカールを比較
続いてアイビルの上位モデルのD2アイロンと、クレイツの上位モデルのエレメアカールについて。
アイビル D2 | クレイツ エレメアカール | |
参考価格(税込) | ¥10,800 | ¥13,200 |
Amazon、楽天価格 | ¥5,000前後(約半額) | 約1万円前後 |
重さ | 340g | 430g |
温度 | 80-190℃(10段階) | 40-220℃(10段階) |
コードの長さ | 3M | 3M |
主な特徴 | ・バレルとグリップに特殊コーティング ・誤作動防止スイッチ ・自動電源オフ機能 | ・プレミアムクレイツイオン ・シリコンラバー加工 ・誤作動防止機能 ・自動電源オフ機能 |
金額を見ると約倍以上の差が出てしまいますが、それ以外の機能を見るとエレメアカールの方が上回っています。
美容師として両方使用してみましたが、滑りやすさや仕上がりの艶感はエレメアカールにやや軍配が上がる感想です。
では私はどちらを選べばいいの?
どちらのコテにも良い点がありますので、かなり迷うところではありますよね。
実際美容師さんの中でも好みがかなり分かれますので、どちらが良いという答えはなかなか出せないんですね。。
でも強いていうなら・・って事で良ければ、個人的にはクレイツのコテがおすすめです。(あくまで個人的な感想です)
ただ「どこ」を重点に置くかでコテの選び方もかなり変わってきます。
ですので今日書いた記事を簡単にまとめると・・
- 仕上がり重視で見るならクレイツのエレメアカール
- コスパ重視で見るならクレイツのイオンカールプロ or アイビルD2アイロン
- 安さ重視で見るならアイビルのDHセラミックアイロン
という結論になります。
ただこれが結論ではなく一美容師としての個人的な見解です。
最終的にはその方がしっくりくるかどうか?これに尽きます。
実際手にしてみて、フィット感ってどの方でも違いますからね。
アイビルとクレイツの2つのコテ、どちらもたくさんの美容師さんや多くの女性から支持を得ています。
どちらのコテでも使い心地は良いはずですので、どちらを選んでも間違いはないコテかと思います。
【一括比較表】クレイツ、アイビルと他の人気のコテの違いをまとめてみると・・
クレイツ、アイビルと他の人気のコテの違いを「比較表」にまとめてみました。
何か気になる商品があれば「詳細を見る」からレビュー記事をチェックできます!
スクロールしてください
商品名 | マグネットヘアプロ ※ホリスティック | リファ | 絹女 | クレイツ エレメアカール | クレイツ イオンカールプロ | クレイツ エスペシャルカール | サロニア | ヘアビューロン7D | ヘアビューン4D | アイビル D2 | アイビル DH | Nobby by TESCOM | サロンムーン | アゲツヤ セラミックカール | ヴィダルサスーン ピンクシリーズ |
価格(税込) | ¥17,600 | ¥24,000 | ¥19,800 | ¥13,200 | → ¥5,500前後 | →¥7,000前後 | ¥3,500前後 | ¥71,500 | ¥49,500 | → ¥5,000前後 | → ¥4,500前後 | ¥8,788 | 約4,000円 | 約4,000円 | →¥2,500前後 |
仕上がりの艶感 | |||||||||||||||
滑りの良さ | |||||||||||||||
温度幅 | 120〜200℃ | 120〜180℃ | 100〜200℃ | 40〜220℃ | 120〜220℃ | 120-200℃ | 100〜210℃ | 40〜180℃ | 40〜180℃ | 80〜190℃ | 100〜190℃ | 60〜210℃ | 80〜220℃ | 140℃〜220℃ | 100〜180℃ |
調節 | 5段階 | 4段階 | 10段階 | 10段階 | 10段階 | 5段階 | 5℃づつ調節可 | 7段階 | 7段階 | 10段階 | 25段階 | 5℃づつ調節可 | 5℃づつ調節可 | 5段階 | 14段階 |
温度上昇の早さ | 早い | かなり早い | かなり早い | 早い | 早い | 早い | 早い | かなり早い | 遅い | かなり早い | 普通 | かなり早い | 早い | 早い | 早い |
重さ | 420g | 365g | 420g | 422g | 430g | 380g | 370g | 495g | 535g | 340g | 390g | 410g | 390g | 370g | 385g |
スイッチ | ボタン | ボタン | タッチパネル (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン | ボタン (デジタル表示) | ボタン&ダイヤル | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン&ダイヤル |
コード | 3M | 2.5M | 2.5M | 3M | 3M | 3M | 2M | 2M | 2M | 3M | 3M | 1.8M | 2M | 2.5M | 1.9M |
自動電源オフ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
誤作動防止 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
海外 | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
美容師の 一言メモ | 仕上がり、滑らかすぎる巻き心地が特に優秀。価格は高めだが、高級カールアイロンの中で比べるとコスパが最強レベル。 | 仕上がりの艶感や滑りの良さが特徴。また軽いので操作性も◎!ただバレルがやや短めなのと、温度幅が狭め。 | 仕上がりの艶感や滑りの良さが◎!また温度上昇が特に早く、タッチパネルデザインがおしゃれ。 | クレイツの最上位モデル。温度幅が非常に広く、低温スタイリングができるのもポイント。 | エレメアの前モデルで、価格が約半額で購入できるためコスパが最強。美容師愛用率も高め。 | クレイツと人気美容室のアフロートがコラボしたモデル。全体的に使いやすいが、イオンカールプロほど割引されていない。 | 約3,000円とは思えないほど機能満載。仕上がりや滑りの良さは多少劣るものの、価格を考えれば大満足レベル。 | 価格は恐ろしいが、バイオプログラミング最高レベルで仕上がりや傷みにくさも最高級クラス。 | 重たい、温度上昇が遅いというデメリットはあるが、仕上がりの良さや痛にくさが最高クラス。 | アイビルの最上位モデル。温度上昇が特に早く、半額程度で購入できるためコスパも◎! | 価格もお手頃で使い勝手も◯!ただダイヤル式で正確な温度が分かりにくいのがデメリット。 | 機能の豊富さ、使い心地や仕上がりも良く非常にバランスが◎!1万前後で探している方に特におすすめ。 | バレルが15センチと長めで、髪が抜けにくい設計に。また温度幅も広く、価格を考えるとコスパ満足度が高め。 | 約4,000円とは思えないほどコスパが優秀。仕上がりの艶感など劣る点もあるが、なるべく安いコテを探している方におすすめ。 | 一番の魅力は約2,000円という安さ!とりあえず巻ければいいという方向け。温度はダイヤル調節なので正確な温度が分かりにくい。 |
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※重さは32ミリサイズを基準にしてます。
※あくまで僕自身が美容師として使用したレビューをもとにまとめているため、個人的見解になります事をご理解ください。(仕上がりの良さや滑りの感じ方には個人差があります)
※海外は電圧を参考に可不可とまとめていますが、電圧によっては対応できない地域もあります。その場合は変換プラグを購入する必要があります。
クレイツのコテ大全集!
クレイツから登場しているコテを全て徹底比較!手っ取り早く比較したい方は下記のまとめ記事を参考にしてください。
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