【口コミ】サロニア2WAYアイロンは使いにくい?違いや比較ポイントを美容師が解説
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回は大人気SALONIA(サロニア)から登場している2WAYストレート&カールヘアアイロンをレビュー。
まずこちらの2WAYストレート&カールヘアアイロンは、その名の通りストレートアイロンとコテの一台二役モデルとなり、ストレートも巻き髪も一つでできるというヘアアイロンに。
ベストセラーモデルのサロニアストレートアイロンとセラミックカールアイロンが一つに合体した感じです!(なんと価格も同じ)
そのため一つのアイロンでどちらも作りたい方や、あまりアイロンを増やしたく方におすすめのモデル。
しかし一美容師としての意見を述べると、2WAYモデルは正直おすすめしずらい・・という考えに。
理由としては2WAYアイロンは両方できるかわりに機能や使い勝手が半減してしまっている事、また耐久性がいまいちだからです。
そのためストレートアイロンとコテはそれぞれ揃えた方が使い勝手や仕上がり、髪への負担も少なるためおすすめです。
こちらの記事では、サロニア2WAYアイロンの良かった点や知っておきたい注意点をまとめていきます。
また従来モデルのストレートアイロン、コテとの違いもまとめていきますので、購入を検討している方は是非参考にしてください。
- ストレートもカールも両方対応
- 価格が安い
- 使用中は簡単に切り替えできる
- スタンドがあり置きやすい
- 誤作動防止、自動電源オフ機能を搭載
- 海外でも使える
- 滑りがいまいちで髪が引っ掛かりやすい
- プレートの隙間が気になる
- バレルが短め
- 一般モデルと比べると可動範囲が狭め
- プレートの外側がストレート時も熱くなる
- 全体的に従来モデルと比べると使い勝手が落ちる
- 耐久性がいまいち
動画で見たい方はこちらから
SALONIA サロニア 2WAYストレート&カールヘアアイロンの基本情報
商品名 | SALONIA サロニア 2WAYストレート&カールヘアアイロン |
価格 | ¥3,828(税込) |
カラー | ホワイト、シルバーブラック、ブラック、ネイビー、グレー ※期間限定カラーあり |
温度 | 100〜220℃ 5℃づつ調節可 |
重さ | 385g・・ネイビー・グレー 420g・・その他カラー |
コードの長さ | 1.5M・・ネイビー・グレー 2M・・その他カラー |
主な機能 | ・開閉ロック ・自動電源オフ機能 ・海外対応 |
サロニア2WAYアイロンを使って感じた良かった点
- 一台でストレートもカールも両方つくれる
- 使用中はプレートロックを開閉するだけで、簡単に切り替えできる
- スタンドがあり床に置きやすい
まずサロニア2WAYストレート&カールヘアアイロンの良かった点としては、ストレートもカールも一つでできる!のが最大ポイント。
そのためどちらかは持ってなくても一台で両方できるため、考え方としては一台分お得になった感じでしょうか。
ストレートかカールに変えたい時はプレートロックを開閉するのみなので、すぐに切り替えできるのも◎。
ストレートが終わっていざ巻こうって時もプレートを閉じればすぐ巻けるのは嬉しい^_^
また本体には床に置きやすいような設計(スタンド)になっており、使用中床に置いても安心なのもポイント。
一般的なストレートアイロンだと床にそのまま置きづらいですが、サロニア2WAYアイロンはストレート時に床に置いても安心です。
ただ個人的に良かったポイントとしては上記の3点くらいで・・逆に気になった点の方が多くなる結果に。
そこで一部の悪い口コミに対する感想を、実際に使ってみた美容師が解説していきます。
使いにくい?サロニア2WAYアイロンの【悪い口コミ】に一つづつ美容師が解説
サロニア2WAYストレート&カールヘアアイロンの口コミの中でも「悪い声」として気になったのがこちら。
- 滑りがいまいち
- 髪が挟まりやすい
- プレートの隙間が気になる
- バレルが短い
- プレートが熱い
- 壊れやすい
そしてこれらの声をもとに、実際に使用した美容師が使い心地を解説していきます。
悪い口コミその1>>滑りがいまいち
まずヘアアイロンの使い心地を左右する上で重要なのがプレートの滑り。
この滑りに対し、実際に使ってみた美容師が感想を述べると
確かに滑りが良いとは言えない
悪い…とまではいかないんですが、少し髪の引っかかりが気になるため良いとは言えない…そんな感じでしょうか。
またコテに関してはスルスル…というよりかはザラザラッとした滑り心地なため、余計に滑りがイマイチだと感じる方も多そうです。
悪い口コミその2>>髪が挟まりやすい
ヘアアイロンを使用時に「髪が挟まりやすい」という声も見られましたが、確かに使用中は髪が挟まる感覚もありました。
これに関しては次の次項でも解説する「プレートの隙間」があり、そこに髪が挟まってしまう事が原因で考えられます。
悪い口コミその3>>プレートの隙間が気になる
画像を見ても分かる通り、サロニア2WAYストレート&カールヘアアイロンのプレートには隙間が生じてしまいます。
これはストレート時にだけでなく、コテ使用時にプレートを閉じている時にも少し隙間ができてしまうんですね。
そのため隙間がある事で、ストレート時には熱ムラができてしまう事、カール時には隙間に髪が入りこみ引っかかる…なんてデメリットが生じてしまいます。
また口コミを見ると隙間がある事で挟む力が弱く感じる方も一定数いるようです。
悪い口コミその4>>バレルが短い
サロニア2WAYストレート&カールヘアアイロンと従来のカールアイロンのバレルを比較すると、2WAYの方が短くなっている事が分かります。
そのためロングの方だと髪が挟みにくく感じるケースもできてしまい、結果なんだか巻きにくい・・と思う事も。
バレルはやはり少し長さがあった方が巻きやすいです。。
悪い口コミその4>>プレートが熱い
サロニア2WAYストレート&カールヘアアイロンをストレートで使用時ですが、プレートの外側まで熱くなる仕様になっています。
一般的なストレートアイロンだと本体内側にあるプレートのみ熱くなりますが、2WAYアイロンだとコテでも使えるようプレート全てが熱くなってしまいます。
そのため前髪や細かい箇所を挟もうとすると火傷の心配が出てきてしまうんですよね。。
髪を挟んでおでことかにあてないよう注意がかなり必要に。また火傷を恐るあまりギリギリまで攻められないケースも出てきます^^;
悪い口コミその6>>壊れやすい
また良くない口コミの中で一番多かったのが耐久性に関するものでした。
これに関して美容師が一意見を述べさせてもらうとこちら。
2WAYアイロンはけっこう壊れやすい
これは僕自身がお客様に伝えてる事でもあるのですが、2WAYアイロンはどうですか?と聞かれると「壊れやすいです」と答えています。
やはりストレートもカールもできるよう機能を詰め込むと、耐久性に問題が出やすいんですよね^^;
お客様の話の中でも、2WAY使ってたけど壊れたという声をたくさん聞いてきました…
そのため2WAYアイロンは、一般的なヘアアイロンと比較すると壊れやすい事を頭に入れておきましょう。(個人差はありですが)
【どっちがいい?】サロニアストレートアイロン&コテと比較
色々とメリットよりデメリットの方が多くなってしまいましたが、ここで従来モデルのサロニアストレートアイロンとコテと比較してみました。
動画で見たい方はこちらから
サロニアストレートアイロンと2WAYアイロンを比較
サロニアの中でも一番人気といってもよいストレートアイロン。
こちらのスペックを比較してみるとこちら。
スペックを比較
商品名 | ストレートアイロン | 2WAYアイロン |
価格(税込) | ¥3,500前後 | ¥3,500前後 |
温度 | 120〜230℃ ダイヤル調節 | 100〜220℃ 5℃づつ調節可 |
重さ | 305g・・ネイビー・グレー 345g・・ブラック、ホワイト | 385g・・ネイビー、グレー 420g・・その他カラー |
コードの長さ | 1.5M | 1.5M・・ネイビー・グレー 2M・・その他カラー |
自動電源オフ | ○ | ○ |
プレートロック | ○ | ○ |
誤作動防止 | × | ○ |
海外 | ○ | ○ |
耐熱ポーチ | あり | なし |
そしてスペックを見るだけだとそんなに違いはない印象ですが、使い心地を比較すると気になった点がこちら。
- 温度上昇が2WAYアイロンは遅い
- 可動範囲が2WAYアイロンは狭め
- 2WAYアイロンはプレートの隙間が気になる
- 使い勝手を考えると従来ストレートアイロンの方が断然使いやすい
温度上昇が2WAYアイロンは遅い
まず160℃までの温度上昇の早さを測定したところ下記の結果に。
160℃までの到達時間
ストレートアイロン(チタニウム加工モデル) | 2WAYアイロン |
約33秒 | 約1分16秒 |
こう見るとサロニアストレートアイロンは約半分の時間である事がわかります。
2WAYアイロンはコテでも使用できるようプレートの外側まで熱くなる仕様なため、温度上昇は時間がかかりがちです^^;
可動範囲が2WAYアイロンは狭め
続いてプレートの可動範囲を比較した画像がこちら。
ご覧のように2WAYアイロンは可動範囲が狭めなため、髪を挟みづらい…と感じるケースも。。
2WAYアイロンはプレートの隙間が気になる
こちらは先程も書きましたが、2WAYアイロンはプレートに隙間が生じてしまうんですよね。
その点ストレートアイロンだと隙間は少ないため、挟んだ箇所均一に熱をあてやすい仕組みになっています。
2WAYだと一発で決まらず何度かやり直す…といったケースに繋がりやすいです
使い勝手を考えると従来ストレートアイロンの方が断然使いやすい
また2WAYアイロンは本体プレート全て熱くなる仕様なため、ストレートアイロン使用時には火傷の心配も出てきます。
特に前髪や細かい箇所をプレートで挟む時は十分に気をつける必要があり、全体的な使いやすさを考えると従来モデルのストレートアイロンが圧勝ではないでしょうか。
サロニアセラミックカールアイロンと2WAYアイロンを比較
続いて従来モデルのセラミックカールアイロンと、2WAYアイロンのスペックを比較してみるとこんな感じに。
スペックを比較
商品名 | セラミックカールアイロン | 2WAYアイロン |
価格(税込) | ¥3,500前後 | ¥3,500前後 |
温度 | 100〜210℃ 5℃づつ調節可 | 100〜220℃ 5℃づつ調節可 |
重さ | 370g | 385g・・ネイビー、グレー 420g・・その他カラー |
コードの長さ | 1.5M・・限定カラー 2M・・ホワイト、ブラック | 1.5M・・ネイビー・グレー 2M・・その他カラー |
自動電源オフ | ○ | ○ |
誤作動防止 | ○ | ○ |
プレートロック | ○ | ○ |
海外 | ○ | ○ |
耐熱ポーチ | あり | なし |
そしてこちらもスペックを見るだけではそこまで違いはないのですが、使い心地を比較すると気になった違いがこちらです。
- 温度上昇が2WAYアイロンは遅い
- 2WAYアイロンはバレルが短め & 可動範囲が狭め
- 2WAYアイロンはプレートの隙間が気になる
- グリップ部分はカールアイロンの方が持ちやすい
温度上昇が2WAYアイロンは遅い
160℃までの温度到達時間を比較してみるとこちら。
160℃までの到達時間
セラミックカールアイロン | 2WAYアイロン |
約1分3秒 | 約1分16秒 |
こちらは先程のストレートアイロンほど大きな差はないですが、従来のカールアイロンの方が温度上昇は早い事が分かります。
2WAYアイロンはバレルが短め & 可動範囲が狭め
バレルに関しては前も解説した通りで、2WAYアイロンは少し短めになっています。
そのためロングの方や髪が多い方だと「髪が挟めず巻きにくい…」と感じる可能性も。
またバレルが短い分可動範囲も狭めなため、従来のカールアイロンの方が単純に巻きやすい仕様になっています。
2WAYアイロンはプレートの隙間が気になる
隙間も先程解説した通りで、2WAYアイロンはストレートでも使用できる設計上、プレートを閉じた時に隙間ができてしまいます。
そのため巻いてる途中、隙間に髪が入ってしまい引っかかる…なんて可能性もあるため注意しましょう。
グリップ部分はカールアイロンの方が持ちやすい
持ち手のグリップ部分を比較してみるとこちら。
こう見ると、従来のカールアイロンは握りやすいよう少し「窪み」がある事が分かります。
これは人によって感じ方は変わってきますが、個人的にはグリップ加工されたカールアイロンの方が持ちやすいです^^;
結論 2WAYアイロンは一台二役だが「機能は半減」してしまう
2WAYアイロンと、従来モデルのストレートアイロン、カールアイロンと比較してきましたが、、
やはり機能や使い勝手を考えると、それぞれの従来モデルの方が断然おすすめです。
2WAYアイロンは一台二役という大きなメリットはあるのですが、どちらも機能的には半減してしまう事がお分かり頂けたと思います。
一台で両方できなきゃヤダ!なんて方以外は、別々に揃えた方が絶対(×10)おすすめです!
まとめ → できればストレートアイロンとコテは別々に揃えるのがおすすめ
最後にまとめですが、やはり2WAYアイロンはどちらもできるというメリットよりも、、
結果使い勝手や機能が半減してしまうデメリットの方が気になる・・というのが僕の正直な感想でした。
ただこれはサロニアの2WAYアイロンだから・・というわけではなく、2WAYアイロン全般に言える事でもあるんですがね^^;
価格だけ見るとサロニアの2WAYはコスパがめちゃくちゃ高いんですがね…^^;
そのためどうしても2WAYタイプじゃなきゃ嫌!という方以外は、ストレートはストレート、コテはコテ、と別々に揃える事をおすすめします。
是非今回の記事が参考になれば嬉しいです。
その他サロニア商品レビューはこちらから