サロニアのアイロンは髪が痛む?ダメージに繋がる原因&対策を美容師が分かりやすく解説
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回は大人気ヘアアイロンであるSALONIA(サロニア)は髪が痛む?という疑問について美容師が解説。
というのもサロニアは価格がリーズナブルで大人気商品ですが、口コミを見ると
髪が痛んだ・・
なんて声もけっこう見かけるからです。
そして「サロニアのヘアアイロンは髪が痛む?」という質問に、美容師目線で回答するとこちら。
髪の保水効果が高い高級アイロンに比べると髪は痛みやすいかも。とはいえ一番大事なのは「使い方」です。
こちらの記事ではサロニアのアイロンで髪が痛む原因や、対策もまとめてみたので参考にしてください。
サロニアのアイロンで髪が痛む原因として考えられる理由
サロニアのアイロンで髪が痛む「原因」をあげるとこちら。
- MAX温度が高すぎるため、高温で髪が痛んでしまう
- 2WAYアイロンを使用している
- 劣化で禿げたプレートのまま使用してしまう
- 同じ箇所に何度もアイロンをあててしまう
MAX温度が高すぎるため、高温で髪が痛んでしまう
ヘアアイロンは温度が高いほど癖が伸びやすく、手早くスタイリングできます。
そして上記の理由でサロニアアイロンをMAX温度で使用してる、なんて方もいるかと。
ただ高温アイロンを髪にあてるほどダメージに直結するので注意してほしい。
ストレートアイロンを例にあげると、サロニアのアイロンはMAX温度が230度となっており、これは美容師から見ると恐ろしく高い温度に。
というのも美容室では基本的にどんなに高くても160〜180度くらいしか使わず、髪の毛のダメージにあわせて140…120度と温度を下げながら調節していきます。
230度のアイロンで毎日アイロンしてる事を考えると恐怖レベルです・・
サロニアのアイロンは初心者にも大人気ですので、温度の基本的な知識を知らないまま使っている方も多いかと。
しかしダメージはどんどん蓄積されていきますので、自分の髪の毛にあったベストな温度でスタイリングするよう心がけましょう。
- 間違えても230度の高温でスタイリングしない事!
- どんなに癖が強くても160〜180度で癖はしっかり伸びる!
2WAYアイロンを使用している
サロニアは従来モデルに加え、ストレートもカールもつくれる2WAYモデルも登場しています。
しかし使い心地や髪の痛みを考えると、あまりおすすめはしにくいところ。
理由としてはプレート隙間から髪が引っ掛かり、それが髪のダメージに繋がる原因があるからです。
プレート隙間があると熱ムラも生じやすく、何度かやり直しするケースも。
そうなるとより髪に負担がかかって痛んでしまう原因にも。
ちなみに2WAYは両方できるメリットありですが、他の使い心地は半減してしまう事、また従来モデルより壊れやすいため個人的にはあまりおすすめできません^^;(これはどのメーカーにも言える)
2WAYアイロンのレビュー記事はこちらから
劣化で禿げたプレートのまま使用してしまう
サロニアのヘアアイロンは下記のプレート加工がされています。
ストレートアイロン → チタニウム加工 or セラミック加工
カールアイロン → セラミック加工
ここで注目したいのはあくまで「加工」であるという事。
加工なので「表面のみ」にチタニウム、およびセラミック加工がされてるだけで、主な材質は別のものが使われています。
チタニウムも基本は高価な材質にはなり、サロニアは表面のみの加工なのでコストダウンできています。
そして表面のみの加工なので、使用しているといずれは劣化で禿げてくる可能性が高いという事。
口コミでも
プレートの一部が禿げてきた・・
なんて声を見かけますが、これは劣化で表面加工が一部禿げてきたという事に。
そしてプレート加工が禿げてきてしまった状態で使用すると、髪への摩擦や負担が増え、髪の毛のダメージに繋がる原因にも。
プレート加工が劣化してきた・・と感じたら、買い替えるなどそのまま使用しないようにしましょう。
同じ箇所に何度も熱をあててしまう
これはサロニアに限らず、全てのヘアアイロンに共通していえる事ですが、アイロンの熱を同じ箇所に何度もあてないようスタイリングする事が大切です。
けっこうやりがちなのが、癖をしっかり伸ばすために何度もアイロンを通すという事や、何度も同じ箇所を巻き直すという作業。
しかし先ほども解説した通り、熱をあてればあてるほど髪は痛みやすくなります。
ですので理想はなるべく手短に少ない回数でスタイリングしていく事。
同じ箇所に何度も熱をあてないよう意識しながらスタイリングしましょう。
高級アイロンは髪の「保水」効果が高く、ダメージレス効果も高くなっている
最近では価格が数万以上する高級アイロンが増えていますが、これらは髪の「保水」効果が高いことでダメージレス効果も高くなってるものが多いです。
上記のように(リファや絹女などの)保水アイロンは髪の水分量をキープしやすくダメージレス効果が高い特徴あり。
しかしサロニアアイロンは「脱水」効果が高いため、癖はしっかり伸びるもののパサつきやすいというデメリットもあり。(つまりどっちにもメリットデメリットあり)
そのため癖をしっかり伸ばしたい方にとってサロニアはコスパ最高のストレートアイロンですが、髪の痛みが気になる方には△といったところ。
下記では保水効果が高く、髪が傷みにくいヘアアイロンをまとめてるので参考にしてください。
朗報!サロニアから髪が痛みにくいスムースシャインシリーズが登場!
2023年にサロニアから「プレミアムライン」として髪の痛みにくさに特化したスムースシャインヘアアイロンが登場。
こちらが先ほど解説した「保水」に特化した設計で、美容師目線でも非常におすすめしやすいヘアアイロンシリーズに。
上記のように高温プレートに水をかけても水分が蒸発しにくく、髪の保水効果が非常に高くなっています!
髪の保水効果が高いため、仕上がりもしっとり&柔らかい質感をつくりやすい!
そして一番のポイントは、価格が1万ちょっととコスパ目線でも◎なところ。
2万前後のリファや絹女と似たアイロン設計ですが、サロニアスムースシャインシリーズは1万ちょっととコスパ最強。
「髪の痛みが気になる、でも数万は厳しい…」という方はサロニアスムースシャインを是非試してほしいです。
とはいえ、価格から考えるとサロニアはコスパ最強のアイロンである
今回はサロニアのヘアアイロンで髪が痛む原因例や対策をいくつか解説させて頂きました。
ただ最後に伝えたいのが、約3,000円という価格から考えると価格以上の仕上がりや機能を感じられるのがサロニアの一番の魅力でもあり。
仮に約3,000円で仕上がりもダメージレス効果もめちゃくちゃ高かったら、高級アイロンが存在する意味がなくなりますからね^^;
そしてサロニアはリーズナブル価格でコスパに優れた商品なため大人気であり、かつ使用する方も多い事からマイナスな口コミも目立ってしまいがち。
これ以上のコスパ最強ヘアアイロンはないのに、サロニアに求めすぎてしまう声も多いのかなと。。(人気商品の宿命)
また実際にサロニアのヘアアイロンを使用してみた美容師からすると
こんなに安くていいアイロンがあったとは…
と衝撃を受けたほど、サロニアはコスパ最強のヘアアイロンだと感じています。
もちろんヘアケア目線でもっといいアイロンはたくさんありますが「この価格帯で」となると話は別でもあり…
安くていいアイロンを探している方におすすめである事には間違いありません。
是非今回の記事が参考になれば嬉しいです。
スムースシャインシリーズはこちらから
美容師おすすめの髪が傷みにくいストレートアイロンは下記を参考にしてください。
サロニア商品の口コミレビューはこちらから