【口コミ】アドストDS2ヘアアイロンは痛む?美容師が違いや人気の理由を徹底レビュー
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回はたくさんの美容師から愛用されている、ADST(アドスト)DS2のストレートアイロンを徹底レビュー。
- ADSTストレートアイロンアイロンのおすすめポイント
- DS2とDSの違い
- 種類と選び方
- 知っておきたいメリットデメリット
- おすすめの購入方法
これらの疑問に、実際に使用している美容師がまとめていきます!
ADST(アドスト)DS2 ストレートアイロンの基本情報&評価
商品名 | ADST Premium DS2 |
メーカー | HAKKO ハッコー |
価格 | 4万前後 |
温度 | 60〜180℃ 5℃づつ調節可能 |
重さ | 約290g |
コードの長さ | 2.6M |
主な機能 | ・AHC ヒートテクノロジー (3種類の出力モード切替可) ・プレッシャーサークル&スチームドレイン ・自動電源オフ機能 |
当メディアの評価
- 独自のプレート加工で強い癖を伸ばしやすい
- 290gと本体が軽く、腕が疲れにくい
- 愛用している美容師が多い
- 髪質にあわせてモード選択できる
- 温度上昇が早く、使用中の温度が下がりにくい
- 温度メモリー機能搭載
- 長さや用途別で種類が豊富
- プロ用なので耐久性が高い
- 安心の日本製
- 価格が高い
- 脱水効果が高いため使い方によっては髪が傷みやすい
- 誤作動防止機能はなし
- 海外非対応
- 業務用なため販売しているお店が少ない
ADST アドスト DS2の主な機能や特徴
美容師目線で解説するADST(アドスト)のおすすめポイントがこちら。
- 独自のプレート加工で強い癖をしっかり伸ばせる
- 髪質にあった3種類のモードを搭載
- 本体が290gと非常に軽く、腕が疲れにくい
- 温度幅は60〜180℃と低温スタイリングも◎
- プロ用(業務用)なので耐久性◎&安心の日本製!
独自のプレート加工で強い癖をしっかり伸ばせる
ADSTのプレート下部には蒸気コントロールする「溝加工」があります。
それによりプレス時に効率よく蒸気熱の排出を行う事ができ、しっかりと癖を伸ばしやすい設計に。
髪の水分を「脱水」する効果が高く、強い癖を瞬時に伸ばしやすい!(アドスト=しっかり癖が伸びる理由がここにあり)
またプレート上部に加工された楕円状の極細サークルでは、熱の拡散を均等にするはたらきがあります。
それにより熱均等のバランスが良くなり、毛髪のねじれを細かくまっすぐにする効果が。
数あるストレートアイロンの中でもADSTの癖を伸ばす力は最強レベルです。僕自身以前働いていたサロンでADSTを使用していましたが、縮毛矯正にADSTを使用しているサロンはめちゃくちゃ多いです!
髪質にあった3種類のモードを搭載
ADSTにはAHCヒートテクノロジー(アダプティブヒートコントロール)といって、髪質にあった下記3つのモードが搭載。
- 表示なし(ノーマルモード)・・標準プログラム
- M1(パワーモード)・・温度下降が少ない
- M2(ダメージモード)・・新生部は高温、ダメージのある毛先にかけては温度下降し熱ダメージを軽減
M1モード
M2モード
根元から毛先までしっかり伸ばしたい時はM1のパワーモード、根元の癖はしっかり伸ばしたいけど毛先のダメージが気になる時はM2モードで・・など使い分けが可能です。
またADSTでは設定温度より-5℃になると赤色ランプで教えてくれます。
ストレートアイロンでのプレス時では、髪の毛に含まれる水分によりプレート温度が下降してしまいがち。
他のアイロンでは設定温度より今どれだけ下降しているか分からないつくりが多いですが、ADSTでは今どれくらいの温度でスタイリングしているかがすぐに分かります。
本体が290gと非常に軽く、腕が疲れにくい
ADST DS2の本体の重さは約290gと非常に軽いのも特徴。
最近のアイロンは400g前後の商品も多いですが、ADST DS2は軽いため腕が疲れにくいという嬉しいポイントも。
温度幅は60〜180℃と低温スタイリングも◎
ADST DS2の温度幅は60〜180℃設定となっており、5℃づつ細かく調節可能です。
そのため低温スタイリングが可能で、毛先のダメージや髪質に合わせて温度調節できます。
160℃まで約1分で到達するため温度上昇は早い方です!
また市販ストレートアイロンでは200℃前後のアイロンが多く
最高温度が180℃って低くない?
と感じる方もいるかもしれません。
しかしアイロンの温度は、180℃もあれば十分に癖をしっかり伸ばす事ができます。
最近は200℃まで設定できるアイロンも多いですが、美容師からしたら恐怖レベルでしかない…^^;
基本的にはどんなに高くても160℃前後の使用がおすすめです。温度が低ければ低いほど髪には優しいので、自分の髪質にあった温度を見つけましょう。
ADSTはもともとプロが使う業務用として開発されたアイロンなので、180℃でも十分という事になります。
さらに上下のプレートに細工されたプレッシャーサークルとスチームドレインで、180℃以下でも効率よく癖を伸ばせる設計に。
プロ用(業務用)なので耐久性◎&安心の日本製!
ADSTは美容師が使うプロ用として開発された商品なので、当然「プロ目線」にこだわったつくりになっています。
そのため作業時間が長いサロンワークを想定して作られており、頑丈で壊れにくいというメリットも。
※美容師さんでの使用率がNo1というデータはないものの、SNSなどで見ると断トツでADSTが一番多い印象です。
またアイロンやコテでは珍しい日本製なのもおすすめポイントの一つ。
海外製が9割以上占められているコテやアイロンの電化製品ですが、ADSTは日本製なので、それだけでも安心感があるのではないでしょうか。
【痛む?】購入前に知っておきたいADST(アドスト)の注意点
ADSTは美容師愛用率も高く、プロ目線で非常に優れたストレートアイロンです。
とはいえ知っておきたい注意点をまとめるとこちら。
- 価格がかなり高い
- 脱水効果が高いため使い方によっては髪が傷みやすい
- 誤作動防止機能はなし
- 海外非対応
- 業務用なため販売しているお店が少ない
まずADSTは独自のプレート溝加工がある事で、髪の「脱水効果」が高くなっています。
脱水効果が高い事で瞬時に癖を伸ばしやすいというメリットはあるものの、水分を蒸発させるため髪が傷みやすいケースもあり。
どういう事かというと下記の図をご覧ください。
上記図のように、脱水する事で癖は伸ばしやすくなるものの、髪の水分を抜く事で傷んでしまう事も。
最近では髪の「保水効果」が高い髪が傷みにくいストレートアイロン(リファや絹女など)もありますが、ADSTは逆に「脱水効果」が高いアイロンに。
プロの美容師が使用するなら髪質にあわせて使用するため基本心配いりません。ただ一般の方がADSTを使用する上では上記デメリットを頭に入れておきたいところ。
またプロ用モデルなため、販売しているストアが少なめな事もデメリットの一つに。
DS2とDSの違いは?
今回紹介しているADST DS2ですが、以前はDSという商品でその改良版がDS2になります。
この2つの違いを簡単に説明すると、ずばり「プレート」にあり。
DS2はプレッシャーサークルとスチームドレインという「2種類のプレート」があります。
それに対して初代DSはスチームドレイン(水蒸気をコントロールする溝)加工されたプレートが両面にあり、プレッシャーサークルはありません。
- DS2 (改良モデル) → プレッシャーサークル + スチームドレイン
- DS (前モデル) → スチームドレインのみ (上下ともスチームドレイン)
DS2ではスチームドレインを片側のプレートに細工し、もう片方は(より癖を伸ばしやすい)プレッシャーサークル加工に改良されたという事になります。
あとは本体の色が違います。個人的には初代DSの色の方が好きですが・・笑
DS2とDSの仕上がりの違いはプロでも見分けるのが難しい・・
DSとDS2の「どっちが癖が綺麗に伸びる?」という疑問ですが、正直大差はないと思っています。(プロが使う上で)
ただ一般の方が使用するにあたり、より手軽にしっかり癖を伸ばしたいとなるとDS2の方がおすすめです。
DSは初代モデルからサロンで使用していましたが、DS2の方が仕上がり違う!という感じには正直なりません^^; ただより痒い所に手が届きやすい設計になったイメージです。
とはいえ価格もかなり高いため、最終的には価格が安い方で決めてもいいかなと。
価格が同じであればDS2がおすすめですが、DSの方が安ければDSでも十分におすすめです!
ADST(アドスト)ヘアアイロンは全部で4種類
ADST は4種類のラインナップがあります。
DS2 (最新モデル)
こちらが今回紹介している一番新しいADSTのDS2になります。
DS (旧モデル)
DS2が出る以前の旧モデルです。値段が若干DS2より安くなっています。(けっこう変動するイメージ)
DS2 ワイドアイロン (ロングヘアー向き)
こちらはプレート幅が3.8cmと、通常のプレート幅(2.5cm)に比べて広くなっています。
そのためロングで毛量が多い方におすすめのモデルです。
DS スリムアイロン (ショートヘアー、メンズ向け)
こちらはプレート幅が1.9cmと、通常のプレート幅(2.5cm)に比べて細くなっています。
そのためショートヘアや髪の短いメンズ向けで、細かい前髪の癖を伸ばすのにも適しています。
【一括比較】ADSTと他の人気ストレートアイロンの違いをまとめてチェック
ADST DS2と他の人気ストレートアイロンの違いを「比較表」にまとめてみました。
気になる商品があれば「詳細を見る」からレビュー記事をチェックできます。
スクロールしてください
商品名 | リファ | 絹女 | 絹女 W | ラディアント | マグネットヘアプロ ※旧ホリスティック | ヘアビューロン4D | ヘアビューロン7D | サロニア | サロンムーン | Onedam ワンダム | Nobby by TESCOM | コイズミ KHS-8740 サロンセンス300 | YAMAN ヤーマン | ナノケア ※上位モデル | ダイソン | コラーゲン ヘアアイロンLV | ADST | エヴァロン |
価格(税込) | ¥22,000 | ¥24,200 | ¥16,500 | ¥22,000 | ¥14,300 | ¥49,500 | ¥71,500 | ¥3,500前後 | ¥4,000前後 | ¥8,000前後 | ¥13,200 | ¥11,000 | ¥22,000 | ¥19,000前後 | ¥53,900 | ¥53,980 | 4万前後 | ¥43,780 |
仕上がりの艶感 | ||||||||||||||||||
癖を伸ばす力 | ||||||||||||||||||
滑り | ||||||||||||||||||
温度幅 | 140〜220℃ | 130〜220℃ | 140〜220℃ | 130〜220℃ | 120〜200℃ | 40〜180℃ | 40〜180℃ | 120℃〜230℃ | 80℃〜230℃ | 60℃〜200℃ | 60℃〜210℃ | 80℃〜200℃ | 140〜180℃ | 130〜200℃ | 165〜210℃ | 60〜230℃ | 60〜180℃ | 80〜220℃ |
調節幅 | 5段階 | 10段階 | 5段階 | 10段階 | 5段階 | 7段階 | 7段階 | ダイヤル調節 | 5℃ごと調節可 | ダイヤル調節 | 5℃ごと調節可 | 13段階 | 5段階 | 5段階 | 3段階 | 18段階 | 5℃ごと調節可 | 1℃ごと調節可 |
温度上昇の早さ | 早い | かなり早い | かなり早い | かなり早い | 普通 | 遅い | 遅い | 早い | 早い | 普通 | かなり早い | 早い | 早い | 早い | かなり早い | 早い | 早い | 早い |
重さ | 295g | 390g | 346g | 390g | 280g | 422g | 448g | 345g | 350g | 250g | 355g | 310g | 約403g | 380g | 561g | 360g | 295g | 415g |
コード | 2.5M | 2.5M | 2M | 3.5M | 3M | 2M | 2M | 1.5M | 2M | 2.8M | 1.8M | 1.7M | 2.6M | 1.7M | コードレス | 1.9M | 2.6M | 2.7M |
スイッチ | ボタン | ボタン (デジタル表示) | ボタン (タッチパネル) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン | ボタン | ダイヤル | ボタン (デジタル表示) | ダイヤル | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) |
自動電源オフ | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | なし | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
誤作動防止 | あり | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし | あり | なし | なし | なし |
海外 | ○ | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | × | ○ | × | ○ |
美容師の 一言メモ | 仕上がりも良くて軽くて操作性も◎!ただ癖が強い方やロングヘアーには不向きかも。 | 仕上がりや癖を伸ばす力が非常に優秀。価格に対するコスパが半端なく、迷ったら買いレベル。 | 左の絹女を少しコンパクト&海外対応のモデルに。1万前後のアイロンを探している方に特におすすめ。 | プロが使用する縮毛矯正用に開発されたので、癖を伸ばす力が最強。またラディアントを一般向けに開発されたのが絹女。 | 仕上がりや小回り度が◎! ただ小さいので癖が強い方やロングには不向き。 | 価格はかなり高いが、仕上がりの艶感や柔らかさは最高レベル。 | ヘアビューロンの中で一番の仕上がりレベル。 ただ価格が恐ろしく高い。。 | 3000円とは思えないほどコスパ最強。 シンプルなデザインもおしゃれ。 | 3000円前後のアイロンでは1.2を争うくらいコスパが半端ない。 | 定価は2万だがネット通販では8,000円前後で購入できコスパが◎プレートの滑りはいいが、全体的に機能が少なめ。 | 約1万とは思えないほど機能が豊富で高性能。使いやすさ、コスパ共に最高クラス。 | ダメージレスに特化したアイロンながら価格が約9000円と、傷みにくさを重視する方にとってはコスパが最高クラス。 | 仕上がりが良く、髪の傷みにくさを追求した設計に。毛先のカールをつくりやすいのも◎ | 瞬間ストレートという名の通り癖を伸ばす力が優秀。 ただナノイーの効果はちょっと分かりにくいかも。 | 高い、重い、大きいの3大デメリットはあるが、癖を伸ばす力はずば抜けて最強。 | ヘアセットだけでなく低温でトリートメントケアもできる2WAYアイロン。 入浴後のヘアケアもしっかりしたい方におすすめ。 | 美容師愛用率が非常に高く、癖を伸ばす力に長けている。プロ仕様なので耐久性も◎ | 間接熱を利用したアイロンなので火傷の心配が格段に少ない。 仕上がりの艶感も◎ |
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※あくまで僕自身が美容師として使用したレビューをもとにまとめているため、個人的見解になります事をご理解ください。
※海外は電圧を参考に可不可とまとめていますが、電圧によっては対応できない地域もあります。その場合は変換プラグを購入する必要があります。
比較表を見ても分かるように、ADSTは他のストレートアイロンと比べても「癖を伸ばす力」が非常に高めです。
そしてストレートアイロンを選ぶ上で「癖を伸ばす力」を重視したい方は、下記を比較しながら選ばれる事をおすすめします。
- ダイソン ヘアアイロン (¥53,900)・・大きい、重い、高いのデメリットはあるが、癖を伸ばす力は断トツで一番。
- ラディアント (¥22,000)・・プレート面積が広めの業務用アイロンで、強い癖をしっかり伸ばしやすい。
- 絹女 (¥24,200)・・上のラディアントを一般向けに開発されたモデル。総合的に見てコスパ最強。
- ADST DS2 (約4万)・・癖を伸ばす力は高いが、プレートがこの中だと一番小さいため、ミディアム〜ショートの方におすすめ。
癖を伸ばしやすいストレートアイロン特集はこちらから
ADST ストレートアイロンのメリットデメリットまとめ
自分自身が使用した感想や口コミを参考に、メリットデメリットをまとめてみると下記の通りです。
- 独自のプレート加工で強い癖を伸ばす力が最強レベル
- 290gと本体が軽く、腕が疲れにくい
- 愛用している美容師が多く、プロ目線でもおすすめである
- 髪質やダメージレベルにあわせてモード選択できる
- 温度上昇が早く、使用中の温度が下がりにくい
- スタイリング中の正確な温度がわかりやすい
- 温度メモリー機能があり、前回設定した温度が次回スイッチON時に適用
- 長さや用途別で種類を選べる
- プロ用に設計されているので耐久性が高い
- 安心の日本製
- 価格がかなり高い
- 脱水効果が高いため髪が傷みやすいケースもあり
- 業務用なため販売しているお店が少ない
- 誤作動防止機能はなし
- 海外非対応
ADSTのおすすめの購入方法と最安値は?
ADSTのストレートアイロンは一般的な家電量販店で販売されていなく、Amazonや楽天などの一部ネット通販で購入可能に。
美容師さんはディーラーさんからの購入が一番安いです。
価格は変動するイメージもありますが、個人的には価格が安いDSでも十分におすすめ^_^
まとめ → ADSTはDS2が上位モデルだが、DSでも十分におすすめ!
今回は美容師として特におすすめできるストレートアイロンのDS2について解説させて頂きました。
高額ストレートアイロンではありますが、使ってみると価格以上の仕上がりと使いやすさに驚かれるかと思います。
そして
ADSTの中ではどれがおすすめ?
という質問には・・基本は上位モデルであるDS2が高スペックですが、前モデルのDSでも十分におすすめ。
そのためDS2とDSの価格を比較しながら決めるのがおすすめです!
ADSTをチェックしてみる
また男性でショートの束感スタイリングがしたい方、一般的なプレート幅が広く感じる方はスリムモデルがおすすめ。
スリムモデルをチェック
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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