【クレイツ】初代イオンカールはおすすめしない理由を美容師が解説
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回はクレイツ カールアイロンシリーズの一つであるイオンカールをレビュー。
クレイツからは様々なコテが出ており、その中でも古くから愛用されている初代イオンカールを検証していきます。
クレイツからはたくさんの種類のコテが発売されており
- 今回紹介する初期モデルのイオンカール
- イオンカールを改良したイオンカールプロ
- ゴールドデザインのグレイスカール
- アフロートモデルのエスペシャルカール
- 上位モデルのエレメアカール
- 仕上がりの艶感やダメージレス重視のコラボモデル マグネットヘアプロ
などありますが、こちらの記事では初代イオンカールを紹介。
まずはじめに結論を書くと、こちらのイオンカールは正直あまりおすすめできません。
理由としては古いモデルであり、改良版であるイオンカールプロと値段がそこまで変わらないからです。
改良モデルであるイオンカールプロが+1,000円くらいで購入できますので、断然イオンカールプロの方がコスパも高くおすすめです!
改良モデルのイオンカールプロ
クレイツコテの種類や違いは下記の記事にてまとめています。
クレイツ イオンカールの基本情報
商品名 | クレイツ イオンカール |
メーカー | クレイツ |
価格 | ※32ミリサイズの価格です ※サイズによって価格は少し変わります |
サイズ | 26、32ミリ |
温度 | 150℃〜190℃ (10℃ごとに5段階調節) |
重さ | 32ミリ・・370g |
コードの長さ | 3M |
主な機能 | ・クレイツイオン ・シリコンラバー加工 ・自動電源オフ機能 |
- 滑りが良く巻きやすい
- 愛用している美容師さんが多い
- 耐久性が高め
- Amazon、楽天で約半額で買える
- クレイツの中でも一番古いモデル
- 温度幅が狭めで、温度到達時のサインがない
- 劣化でプレートが黄ばみやすい
- 海外非対応
クレイツ イオンカールの主な機能や特徴
イオンカールはクレイツのコテで一番古く、デザイン的にも一度は見た事がある方も多いのではないでしょうか。
クレイツは美容師さんでも愛用している方が多く、プロ用のコテやストレートアイロンを数多く発売しています。
また美容師だけではなく一般の方々からも人気のメーカーで、中でも今回紹介する初代イオンカール、そして改良モデルのイオンカールプロは大ヒットのロングセラー商品。
クレイツ特有のクレイツイオンを搭載したコテで、髪の滑りの良さや使いやすさ、カールのつくりやすさなどが人気の理由です。
クレイツイオン搭載
クレイツのコテには髪の摩擦などを軽減するイオン特殊加工がされています。
そのためプレートの滑りが良く、かつ綺麗なカールをつくりすいのが一番のおすすめポイントに。
シリコンラバー加工
こちらは全てのクレイツモデルに採用されていますが、パイプ部にあるシリコンラバーが髪に優しくフィットする事で、、
しっかり髪を挟みつつも滑りが良い巻き心地を体感しやすくなっています。
クレイツのコテは巻きやすいと言われるのは、髪をしっかり挟みながらも滑りが良いからなんですね^_^
そのため適度なテンションでカールを巻きやすく、挟む力が強くて巻きにくい…なんて心配が少ないのも特徴です。
温度設定幅は狭めで、到達時のサインがないので注意
イオンカールの温度設定は150-190℃の5段階となっており、他のクレイツモデルと比べると少し狭めに。
イオンカールプロとエレメアカールではデジタル表記で10段階調節、温度設定の幅も下記の違いがあります。
- エレメアカール ・・ 40〜220℃(10段階)
- イオンカールプロ ・・ 120〜210℃(10段階)
- イオンカール ・・ 150〜190℃(5段階)
また設定温度到達時のサインがないため、ちゃんと温度が上がったか分かりにくいので注意が必要です。
自動電源オフ機能を搭載
イオンカールに限らず、クレイツのコテには全て自動電源オフ機能がついています。
うっかり消し忘れた・・なんて時も自動で電源が消えるつくりになっているので安心です。
【一括比較表】イオンカールとその他クレイツのコテとは何が違うの?
クレイツコテの種類としては
に分けられます。
そこで違いを比較表にまとめてみたので参考にしてください。
一目でわかるクレイツコテの比較表
商品名 | マグネットヘアプロ ※ホリスティック | エレメアカール | イオンカールプロ | イオンカール | エスペシャル ※アフロート | グレイス |
おすすめ度 | ||||||
参考価格 ※Amazon、楽天価格 | ¥17,600 | ¥13,200 →¥9,000前後 | ¥10,670 →¥6,000前後 | ¥9,350 →¥5,000前後 | ¥10,868 →¥7,000前後 | ¥10,260 →¥6,000前後 |
仕上がり艶感 | ||||||
滑りの良さ | ||||||
温度 | 120-200℃ | 40-220℃ | 120-210℃ | 150-190℃ | 120-200℃ | 150-190℃ |
温度調節 | 5段階 | 10段階 | 10段階 | 5段階 | 5段階 | 5段階 |
重さ | 420g | 422g | 430g | 370g | 380g | 350g |
コード | 3M | 3M | 3M | 3M | 3M | 3M |
デジタル表記 | × | ○ | ○ | × | ○ | × |
誤作動防止 | × | ○ | ○ | × | ○ | × |
自動電源オフ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
海外 | ○ | ○ | × | × | ○ | × |
美容師の 一言メモ | 仕上がりの艶感、柔らかさ、滑らかな巻き心地がかなり優秀。価格は高いが美容師目線で特におすすめ。 | クレイツコテのオリジナルモデルの最上位モデル。温度幅が広く、低温カールできるのがポイント。 | エレメアの前作モデルだがマイナスポイントは特になし。また今は約半額で購入できるためコスパ最強モデル。 | 一番古いモデル。価格は安くなっているが、改良版のプロとそこまで価格が変わらないため、あまりおすすめではない。 | クレイツと人気美容室のアフロートがコラボしたモデル。全体的には使いやすいが、価格がそこまで割引されていない。 | ゴールドバレルが目をひくモデル。 基本的な機能や設計は初代イオンカールと同じなためちょっと物足りない。 |
レビュー記事 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※全て実際に使用しながら使い心地を比較しています。しかし全て僕個人の感想にはなりますので、感じ方には個人差がある事をご理解ください。
※海外は電圧を参考に可不可とまとめていますが、電圧によっては対応できない地域もあります。その場合は変換プラグを購入する必要があります。
※価格は変動しますので、タイミングによっては上がっている場合もあります。
※クレイツのコテの一括比較事はこちらで詳しくまとめています。
クレイツイオン | 温度 | デジタル表記 | |
マグネットヘアプロ | ◎+α | 120〜200℃ | × |
エレメア | ◎ | 40〜220℃ | ◯ |
イオンカールプロ | ◯ | 120〜210℃ | ◯ |
イオンカール | ◯ | 150〜190℃ | × |
グレイスカール | ◯ | 150〜190℃ | × |
エスペシャル | ◯ | 120〜200℃ | ◯ |
動画で比較したい方はこちらから
上記の比較表を見ても分かるように、初代イオンカールは他のクレイツのコテと比べてもおすすめポイントが少なめに。。
初代イオンカールはクレイツの中でも特に古いモデルとなり、その後の改良モデルと比べると機能面や使い心地が劣りがち。
また価格は半額前後まで割引されているものの、改良モデルのイオンカールプロも半額前後となっているため、今から買うなら間違いなくイオンカールプロがおすすめ。
イオンカールのメリットデメリットまとめ
イオンカールのスペックや使い心地を検証し、メリットとデメリットをまとめてみるとこんな感じに。
メリット
- 滑りが良く巻きやすい
- 愛用している美容師さんが多い
- プロ使用なため耐久性が高め
- Amazonだと約半額で購入できる
デメリット
- 温度幅が他のクレイツモデルと比べて狭め
- 温度到達時のサインがない
- 使用期間が長いと劣化でコーティングが剥がれやすい
- 劣化で本体が黄ばみやすい
- 海外対応ではない
おすすめポイントも多いのですが、クレイツのその他モデルと比べると機能は劣ります。
また使用期間が長いと、白いプレートが黄ばんでくるデメリットも頭に入れておきたいところ。
ちなみにコーティングが剥がれてくると滑りが格段に悪くなります。髪のダメージにも繋がりますので買い時のサインとして覚えておきましょう。
そして基本的にクレイツの商品は業務用(プロ用)なので壊れにくいとは個人的に感じます。(自分も美容室で毎日のようにクレイツを使用していたが、丸4年は使用していました)
イオンカールのおすすめの購入方法と最安値は?
イオンカールはクレイツ公式ストアで定価で購入できますが、Amazon、楽天では半額前後で購入できお買い得です。
クレイツから購入した方が正直安心ですが、半額で購入できる事を考えるとAmazonや楽天一択です^^;
まとめ → 今から買うなら改良版のイオンカールプロが断然おすすめ!
クレイツの初代イオンカールは、定価の約半額くらいで購入でき非常にお得なモデルです。
ただもしイオンカールを購入を検討している方がいましたら、個人的には断然イオンカールプロの方がおすすめ。
なぜイオンカールプロの方がおすすめかというと、機能や使いやすさが改良されただけでなく、Amazonなどで売られている価格がそこまで変わらないからです。
よほど予算が厳しくなければ、+1,000円くらいで買えるイオンカールプロをおすすめします。
イオンカールプロをチェック
イオンカールプロについては下記の記事でも解説していますので、興味のある方はご覧ください。
またクレイツのコテをまとめて比較したい方は下記の記事にてまとめています。
最後に美容師おすすめの傷みにくいコテは下記にてまとめていますので、こちらもよければ参考にしてください。